給湯器を交換する際は、給湯器本体の費用もかかるのですが、工事費用も支払う必要があります。しかし、給湯器の工事費用の目安が分からない人も多いのではないでしょうか。
給湯器の交換工事にかかる費用の目安とは?
給湯器には、暖房風呂給湯器タイプや風呂給油器タイプ、給湯器タイプという3つのタイプがあります。このなかで同じタイプの給湯器から同じタイプの給湯器へと交換をし、配管などの位置変更もないような場合は、給湯器のメーカーに依頼としたとしても、業者に依頼をしたとしても、給湯器販売店に依頼をしたとしても、いずれにしても3~5万円ほどが像場となります。
給湯器の号数により工事費用が変動することはありませんが、給湯器のタイプを変更する場合や、給湯箇所を増設するような場合、これらの工事によって部品の交換などが必要となる場合は、それらの費用がかかってきます。このような追加工事が必要となる場合は、業者にもよりえますが1~2万円ほどは修理費用に上乗せされると考えておいた方がいいでしょう。
交換工事を依頼する際に気をつけておきたいこと
給湯器の本体の費用は、ある程度同じくらいの価格で購入することができますが、大きく異なるものが交換工事費用です。信頼できる業者であるかどうか、妥当な金額であるかどうかを入念に確認する必要があります。
工事費用の見積もりは、必ず数社より取るようにしましょう。業者によっては、修理工事費用の中に出張費、廃材処理費、そして点火点検費を別途請求してくるところもあります。こういった費用は含まれているのかどうか、含まれていない場合は、それぞれどのくらいの費用が必要なのかを確かめておきましょう。
なかには他社よりも圧倒的に安い金額で交換費用を引き受けてくれる業者もあります。しかし、このような相場よりも安すぎる業者とは後にトラブルが起きやすいため、どうしてこんなに安いのかといったように安さの理由を納得ができるまで聞いてください。
また、給湯器の購入後の保証があるのかといった点も業者選びの必要なポイントです。万が一、交換工事の後にトラブルが起きた際のことを考え、アフターフォローのサービスがある業者を選ぶといいでしょう。
給湯器の寿命はどのくらい?交換時期の目安は?
給湯器の寿命はどのくらいとされているのでしょうか。機械本体の状態や使用状況にもよりますが、目安の寿命時期と交換時期の目安をお伝えします。
給湯器の寿命は10年ほど
給湯器の寿命は、一般的には10年ほどといわれています。もちろん、機械ですから本体によって多少の差はありますし、使用状況や設置環境によっても異なります。ただ、やはり10年を過ぎている給湯器は、いつ壊れてもおかしくはないということはいえます。
給湯器を購入して10年を越えると交換部品がないことも
ある日突然、お湯が出なくなって給湯器の故障に気付く場合もあるでしょう。そのような場合は修理業者に修理を依頼することになるのですが、給湯器の修理に必要となる交換部品が、メーカー側の在庫にないという場合があります。メーカー側も販売してすぐの給湯器の部品は在庫として揃えていても、年数が経てば、その部品を再生産しなくなってしまうのです。
また、交換部品があった場合でも、注文してから修理業者の手元に届くまでに1週間ほど時間がかかるケースもあります。1週間もの間、給湯器なしで生活をすることは大変不便なことでしょう。
購入後10年近い給湯器は、日頃から買い替えも視野に
給湯器によっては、故障の前触れが起きていたというケースもあります。例えば、給湯器から音が鳴る、ガスの臭いがする、リモコンにエラーコードが表示されている、といったようなものが挙げられます。
もし、このような異常な状態を発見できれば、買い替えを視野にいれてもいいでしょう。完全に壊れてしまい、修理期間の間に不便な生活を送ることを思えば、少し早めにでも買い替えをおすすめします。賃貸物件の場合は、自然故障であれば大家負担で買い替えをしてもらえますので、問い合わせてみてください。