IHクッキングヒーターにカバーは必要?

IHクッキングヒーターは、もともとお掃除のしやすさが大きなメリットとして製造されています。ですので、そのまま使用すればいいのですが、IHクッキングヒーター用のカバーが販売されているのです。けれど、果たしてこのカバー、どういった役割をするのでしょうか。

IHクッキングヒーターの取り扱い説明書の記載

IHクッキングヒーターのカバーは、IHクッキングヒーターの表面の焦げ付きや汚れを防ぐ目的で販売されています。ですが、IHクッキングヒーターの取り扱い説明書には、このカバーの使用を禁止するような文言が記載されているのです。そのため、IHクッキングヒーターの使用は「各自で判断をしたうえでの使用」となるでしょう。

どうしてメーカーはカバーを推奨していないの?

メーカー側も、IHクッキングヒーターを使いやすくして、頻繁に使用してもらった方が嬉しいでしょう。それでは、なぜIHクッキングヒーターの使用を推奨していないのでしょうか。

実は、過去にIHクッキングヒーターのカバーの使用によって、火災事故が起きたことがあるのです。油を加熱している間にその場から離れてしまった使用者がいました。その時に使用されていたのがIHクッキングヒーターだったのです。IHクッキングヒーターのカバーを使用してしまったために、IHクッキングヒーターに標準装備されている「温度検知機能」が正常に作動しなかったことが原因であるとされています。

IHクッキングヒーターのカバーを選ぶ際は注意を!

しかし、IHクッキングヒーターのカバーを使うと、IHクッキングヒーターの機能が確実に作動しなくなるというわけではありません。カバーの材質として「結晶化ガラス」「シリコーン」「ガラス繊維」が使用されていれば、発火が起きる危険性は少ないとされています。 やはりキッチンはどこでもきれいに保ちたいですし、カバーはおしゃれでキッチンが明るい雰囲気になるので使用したいですよね。トラブルを回避しながら使用したいと思われる方は、材質もチェックしながら、自己責任での使用をおすすめします。