■吹きこぼれでガスコンロの火がつかないときの対処法

調理をしていると、ときには吹きこぼれが起きてしまい、ガスコンロを濡らすことがあります。そんなときは、火がつかなくないことも多く、初めてだと焦ってしまうものです。

いざというときに慌てずに済むよう、対処法を覚えておいてください。

<しっかり乾かす>

吹きこぼれが起きると、バーナーキャップの点火部分が湿ってしまうことがあります。その状態だと、いつも通りに動いてくれません。

また使えるようにするには、余計な水分が蒸発するまで待ちましょう。単に湿って点火しないだけなら、完全に乾いてしまえば、また普通に使えるようになります。

なるべくスピーディに乾かすには、熱が冷めたタイミングで、水分をふき取るようにしてください。すぐに触ると危険なので、必ず時間を空けるようにしましょう。

<バーナーキャップを掃除する>

バーナーキャップが汚れ、目詰まりを起こしていると、やはり火はつきません。吹きこぼれが起きたときは、余計な汚れがべったりと付着してしまうこともあるので、注意してください。

もし詰まっているようなら、きれいに掃除することが大切です。歯ブラシを使うと、穴の汚れをしっかりとかき出すことができます。串などの細い棒も役立つので、塞がった穴を元に戻していきましょう。そうすれば、スムーズに点火できるようになります。

<安全装置やセンサーを掃除する>

ひどい吹きこぼれが起きた場合、安全装置やセンサーといった重要な部分も、すっかり汚れてしまうことがあります。それも点火できない原因になるので、つかないときは掃除してみてください。

吹きこぼれで火が消えたとき、自動でガスを止める立ち消え安全装置は、汚れていると誤作動を起こすことがあります。高温になりすぎないようにセーブする温度センサーも、正常に機能せず、点火妨げる可能性があるのです。

不具合を防ぐためにも、吹きこぼれた後は隅々まで掃除することをおすすめします。