ガスコンロの温度センサーを掃除するときの注意点は?

温度センサーが汚れのために機能しなくなると、正常な燃焼が起こらず、コンロを使えなくなることもあります。そうしたトラブルを防ぐなら、こまめに手入れをしておきましょう。

ただし、注意点を忘れてはいけません。掃除の際にやってはいけないことを、しっかり頭に入れておいてください。

<ガスコンロは強い力で拭いてはいけない>

温度センサーはデリケートにできているため、掃除の際に力を入れて擦っていると、頭部が曲がったり、傷ついたりすることがあります。不具合を防ぐための掃除で壊してしまっては大変なので、くれぐれも注意してください。

センサーの汚れを落とすときは、必ず優しく拭くようにしましょう。かたく絞った布を使い、あまり強い力を入れずに根気よく拭いてください。こまめに掃除していれば、ひどく汚れが蓄積されることはないため、軽く擦るだけでも落とし切ることができるでしょう。

また、片手だけで拭かないことも大切です。センサーに手を添えて曲がらないように支え、もう一方の手で優しく拭く方法なら、さらにリスクを抑えることができます。きちんと両手を使い、慎重に手入れをしていきましょう。

<ガスコンロに水気を残さない>

温度センサーの不具合は、濡れていることが原因になるケースもあります。調理中に煮汁などがこぼれ、センサーやその周辺が濡れてしまうと、燃焼を妨げることになるのです。そのため、水気を残さないようにしっかり拭き取ることも、重要な注意点になってきます。

おすすめの方法は、2回拭くことです。水拭きで汚れを落としたら、最後の仕上げとして、から拭きを行いましょう。そうすれば、水拭きの際に少し残った水分を、すべて取り除くことができます。

布をかたく絞っていれば、水拭きでもびっしょり濡れるようなことはありませんが、念には念を入れて、ぜひ乾いた布も使ってみてください。少し面倒でも、きちんと拭くようにすれば、センサーの感度が落ちることはありません。