引っ越しでガスコンロを持っていくときの7つの注意点

引っ越しでガスコンロを持っていくときの7つの注意点

新しい部屋に引っ越すときは、移動させる荷物の中にガスコンロがある場合は、基本的な注意点をチェックしておきましょう。

引っ越すときの大切なポイントを把握していれば、すんなりと作業を終わらせることができます。

<ガスコンロが自力で移動できるタイプか確認する>

新居に今使っているガスコンロを設置したいときは、まずテーブルタイプかどうか確認してください。テーブルタイプは簡単に設置できるので、取り外して新居へ移動させ、そのまま継続して使うことができます。

もしビルトインタイプだった場合は、そう簡単に移動はできません。ビルトインはキッチンと一体になった複雑なタイプなので、取り外すにはプロの腕が必要になります。また、賃貸に備え付けてあるものは外せないので、移動は諦めましょう。

<ガスの種類を確認する>

ガスには都市ガスとLPガスの2種類があるので、引っ越し先で同じコンロを使うなら、しっかり見ておいてください。もし種類が違っていた場合は、そのまま使えないので、新居へ運んでも無駄になってしまうからです。

ガスの種類は、コンロのラベルや料金の明細表などで確認できます。「A12」「A13」とあれば都市ガス、「LPG」「LPガス」ならプロパンガスなので、どちらのタイプか調べておきましょう。

<ガスコンロの元栓を確認してから外す>

新居で問題なく使えそうなガスコンロであれば、取り外して持っていく準備を始めることができます。外すときはゴム管を抜くだけなので、とても簡単ですが、元栓は必ず見ておきましょう。

いきなり外すのではなく、まずコンロのスイッチを切り、元栓が閉まっていることを確認してから取りかかることが大切です。事故を防ぐためにも、見落とさないようにしてください。

元栓がないタイプは、ゴム管を抜くと自動で閉まる仕組みになっているので、特に操作は必要ありません。

<ガスコンロの破損の対策をした上で持ち運ぶ>

梱包の際は、コンロを傷つけないよう、丁寧に対策をしておきましょう。

ダンボールに入れるなら、緩衝材もセットにしておくべきです。衝撃を吸収するものが周りにあれば、中で動いてもダメージを抑えることができます。

グリルや五徳といった各パーツも、それぞれ緩衝材で包んでおくことをおすすめします。その上で、本体と別の箱に入れておけば、損傷のリスクを防ぐことができるでしょう。

買ったときの箱を捨てていなければ、最初の状態に戻すように梱包する方法もあります。

<ガスコンロを壁に近すぎる位置は避ける>

新居のキッチンにコンロを設置するときは、まず適切な場所を見極めましょう。壁に近すぎると、熱で壁が焼けてしまい、炭化したり発火したりする恐れがあります。事故を防ぐためには、壁から距離をとることが大切です。

奥や側面が15cmくらい離れていれば、壁をもろに熱する心配はありません。新居のキッチンが狭く、思うように離せない場合は、防熱板で熱を防ぎましょう。

また、調味料や油なども、あまり近くに置かないように気をつけてださい。

<ゴム管を曲げすぎない>

設置の際は、ゴム管に負担がかからないように接続することも大切です。

コンロの下を通しての接続や、たわんだり曲がったりした状態での接続は、ゴム管に余計なダメージを与えてしまいます。

もし長すぎる場合は、そのまま接続せず、ハサミやカッターで切って調整しましょう。ピンと張りすぎず、適度に余裕のある長さになっていれば、接続部への負担も抑えられるため、長持ちさせることができます。

<接続の状態を念入りに確認する>

接続の状態がゆるく、すぐに外れてしまう状態は、とても危険です。いつの間にか抜け落ちていることに気づかず、そのまま使い始めると、事故を引き起こすことになります。

コンセント型のガス栓は、カチッと音が鳴るまで、深くしっかりと差しこんでください。ホースエンド型の場合は、目印として赤い線がついているので、線が隠れる位置で固定することをおすすめします。