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■ビルトインコンロの寿命がわかる4つのサイン

毎日の調理でよく使うビルトインコンロは、だんだん劣化していくものです。寿命が来たときには、買い替えを検討する必要があります。

そのタイミングを見逃さないためには、寿命を知らせるサインについて知っておいてください。

＜ビルトインコンロがスムーズに点火できない＞

長く使っている古いコンロは、点火しようとしても、うまくつかないことがあります。何度試しても火が出ず、調理が完全にストップしてしまうのです。そんなことが起きたら、寿命が来ているかもしれません。一度ついてすぐに消えてしまうときも、修理や交換を検討しましょう。

また、点火までに時間がかかるときも要注意です。何度か根気よく試して、ようやく点火できるようなときは、かなり劣化している可能性があります。時間がかかっても点火できるなら一応使うことはできますが、まったくつかなくなる状態が、すぐそこまで近づいているかもしれないのです。

ただし、電池で点火するタイプなら望みはあります。そのようなタイプは、ただの電池切れでつかないことがあるからです。したがって、電池式ならまずは交換してみましょう。それで普通に使えるようなら、まだ寿命には余裕があるということです。

＜ビルトインコンロの火力のコントロールができない＞

使いすぎて古くなったコンロは、火力の調節が困難になり、思い通りに使えないことがあります。火力が弱すぎて上げようとしても、なぜか反応してくれません。もっと強くしたいのに、いくらやっても弱い状態から変化せず、そのまま使わなければいけないのです。そうなると、調理がうまくできず、かなり困ることになるでしょう。

また、調節はできるものの、すんなりとちょうどよい火力にならず、無駄な時間を使ってしまうこともあります。一応コントロールができるとはいえ、あまりにもスムーズにできないようなら、寿命を疑ってみてください。

長く使い続けるうちに、温度センサーや中継線などの重要な部分が劣化してくると、火力のコントロールは難しくなっていきます。そのときは無理をせず、修理に出すか、新しいものを購入しましょう。

＜ビルトインコンロの炎の状態が不安定＞

火がついていても、まばらで一部しか出ていなかったり、色が赤くなったりしているときは、寿命を迎えている可能性があります。劣化が進みすぎていなければ、そうした不具合は起こらず、常にきれいな炎になるものです。

特に、色の異常には注意してください。通常の青ではなく、赤い炎が出ているときは、不完全燃焼を起こしていることが多いからです。もしそうなら、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。大変な事故を防ぐためにも、色の変化を見落とさないようにしましょう。

ただし、色の変化は、バーナーキャップの汚れで起こるケースもあります。きれいに掃除して詰まりを解消することで、簡単に直ることがあるのです。そのため、異常を感じたら、まずは手入れをしてみましょう。それでも改善しないときは、無理に使い続けることはせず、早めに手を打ってください。

＜グリルの煙が多すぎる＞

寿命による不具合は、グリルにも出ることがあります。古いコンロから大量に煙が発生しているときは、あまり長く使えないかもしれません。

これは、庫内で油汚れなどが燃えているときによく起こる症状です。長く使っているうちに、どうにもならないほど汚れが蓄積されてくると、簡単に燃えて煙が出ます。それでも放置していた場合は、中の食材まで燃えてしまったり、排気口から火が出たりすることもあるのです。

普段からこまめに掃除しておけば大丈夫ですが、長く掃除を怠り、すっかり手遅れになっているようなときは、買い換えをおすすめします。新しく買うときは、なるべく掃除がしやすいものを選び、しっかり手入れをしながら使うようにしましょう。